★ 万代歯科診療所の集中診療6 時間・期間集中診療 ★
前回お伝えした患者さん の続きです。この患者さんは、今回もムダな時間コストを徹底的に省いて診療にかかる総コストを大幅削減する『集中診療』を選択されました。
『集中診療』といっても、無駄な時間だけを省くのみで施術に必要な時間は確実に確保しますので、品質低下にはなりません。むしろ、施術がコマ切れにならないので品質の向上につながります。
集中診療を選択されても、特別追加料金はありません。
初診時です。前回施術の右下奥歯も治療前です。

前回の時点で右下の根管治療が終了し、仮歯が入っています。
今回は上の歯中央 左右2本分の根管治療を行います。

右下奥歯は、前回までの処置で 根管治療と仮歯の装着が終了しています。
万代歯科診療所では、噛み合わせの確保のため、根管治療中でも ほとんどの症例で仮歯を入れています。
根管治療を行うために、一旦仮歯を外しラバーダム防湿を行います。

仮歯は、当日の施術終了時に再装着されます。
準備が整ったところで、根管治療の開始です。


歯科用マイクロスコープ使用下にて、大まかな汚れを除去・清掃していきます。

その後、細かい部分の汚れを除去・清掃していきます。

更に先端部の細かい汚れを除去・清掃していきます。

仕上げに洗浄剤を使用して、さらに細かい汚れを除去・清掃していきます。

清掃終了後、今回は MTA という材料で、最終的に充填を行いました。
この後、仮歯を再装着して終了です。
今回の施術は、前歯2本分の仮歯作成に2時間、1本分の根管治療終了に2時間、合計4時間を要しました。
かつての当院では、1人当たりの予約時間を長く設定できませんでしたので、その分回数を分けて施術することになります。
したがって、同じような症例の場合3回の通院が必要になっていました。
回数を分けて施術を行うと、どうしてもロスタイムが発生するので、トータルの施術時間が伸びてしまいます(その差 30分)。
予約通りに患者さんが来院されても、その前の患者さんの施術が時間通りに終わらずに、待ち時間が毎回30分×3回追加されていました。(その差90分)
- ①:傷口の治癒に要する期間
- ②:セラミック冠など歯科技工物製作に要する期間
この2点以外は、次回予約まで期間をあけることに歯科医学的な意味はありません。(空白期間 7~10日x2)
この患者さんは、当院に来院するために車で片道約10分かかります。したがって、今回の集中診療を たった1回受診するだけで
7日x2回 = 14日
30+90+(10x2)x2= 2時間40分
合計 14日と2時間40分の治療期間&治療時間コストを削減できました。前回の施術までに、35日と6時間40分の 治療期間&治療時間コストを削減できましたので、これと合わせて
49日と9時間20分 もの期間・時間コストの削減に成功しています。
この患者さんは、万代歯科診療所の集中診療を、たった3回分受けるだけで『期間約1カ月半+1日の余裕』または『期間約1カ月半の余裕 と 約1日の労働時間(=ご自身の利益を生むチャンス)』を得ることができました。
繰り返しですが、施術に必要な時間そのものは一切短縮せずムダな時間のみを省いているので、治療品質は全く落ちることはありません。
1回にまとまった時間を確保することで 施術がこま切れにならないので、むしろ治療品質は高まります。
この患者さんの治療は、これで終了ではなくまだ続きます。つまり、この後も さらに時間コストを大幅に削減できるのです。
皆様はこの時間があれば何に使えたはずですか?
それはどれだけの価値になりますか?
万代歯科診療所では、集中診療の導入で、患者さんに『時間』という価値も提供できるようになっています。