★総合歯科 万代歯科診療所の日常臨床  噛み合わせの修正★

『 くいしばり 』していませんか?
定期的に噛み合わせの確認・指導・修正をしてもらっていますか?

今回提示の写真は、万代歯科診療所にて全体的な治療を受けてから定期検診に参加され、約6年経過した患者さんの左上奥歯です。

1枚目:クラウン(人工のかぶせもの)を装着した直後
金属のクラウンが、左上の一番奥歯です。
群馬 前橋 高崎 桐生 太田 かみあわせ治療
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2枚目:クラウンを装着後 約6年経過時です。
群馬 前橋 高崎 桐生 太田 かみあわせ治療
 
 
 
 
 
 
 
 
 
拡大して比較してみましょう
3枚目:クラウンを装着した直後の拡大写真
群馬 前橋 高崎 桐生 太田 かみあわせ治療
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
4枚目:クラウンを装着後 約6年経過時の拡大写真
群馬 前橋 高崎 桐生 太田 かみあわせ治療
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
歯の噛み合う面のことを咬合面(こうごうめん)といいます。

咬合面は平らではなく固有の山・谷・溝があり、これらの存在によって食事における食物粉砕が効率的に行われます。

両者金属クラウンを比較してみると、6年後の咬合面には すり減りや凹みが認められます。

長年の使用によって、このような変形が起きてしまいます。特に噛みしめの強い方に顕著に表れます。

この変化はハサミや包丁と同じで、『 刃物を長年使えば、すり減る、切れなくなる 』という当然の結果です。

このまま使用を継続すれば、ハサミ・包丁同様に『 切れないので、さらに力を入れて切る 』ことが必要になります。

これを歯に置き換えると『 噛みきれないので、さらに噛みしめる 』ということになり、当該歯や対合歯(たいごうし:噛み合う相手の歯)に過剰な力が加わって、歯根破折などの破壊に至ることもあります。

本来上下の歯は、食事時以外は噛み合わずに若干のスキマをもって離れています。

しかし、力の強弱に関わらず食事時以外でも上下の歯が接触している方もいます。(TCH:Tooth Contacting Habit 歯列接触癖)

これにより、食事以外でも無意識に食いしばってしまうことが多くなります。

このような場合、患者さんには意識的に上下の歯が触れ合わないように(TCH をやめる)指導をします。

ただし、患者さんもTCHをせざるを得ない理由があるワケですから、その理由の一つである『 噛めない歯になった(切れない包丁になった)』歯を本来の形に形態修正していきます。

ハサミ・包丁であれば『 研ぎなおし 』に相当する行為です。

まずは、咬合紙(こうごうし)という色紙を噛んでもらいます。

上下の歯が接触しているところが赤く印記されます。

噛み合わせの高さが落ちてしまわないように、赤印記部分を落とさずに歯を本来の形に形態修正していきます。

群馬 前橋 高崎 桐生 太田 かみあわせ治療
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このような修正を行うと、患者さんからは『 軽くなった 』という感想を持たれる方が多いです。

研ぎなおした後のハサミ・包丁がスパッと切れるようになるのと同じような感覚です。

対合歯(金属クラウン2つ)はインプラントでした。こちらは変形が激しかったので、クラウンを交換しました。
群馬 前橋 高崎 桐生 太田 かみあわせ治療
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
群馬 前橋 高崎 桐生 太田 かみあわせ治療
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
インターネット等で『 予防歯科 』と伝えられているものの大半は、プラークに起因する虫歯や歯周病の予防に関することです。

本来は、これに加え 力や材料劣化(すり減り等による変形、天然歯含)への対応も含まれるのです。