予防歯科
症例提示
歯科医院のホームページには
- 「当院では徹底した予防歯科を実践しています」
- 「メインテナンスが大切です」
- 「”削って詰める” から ”定期管理型” へ」
などの謳い文句が多く見受けられます。これらは勿論正しいことです。しかし、それだけで良いものでしょうか?
話を、火事の際に活躍する消防隊に置き換えてみましょう。
先ほどの文言を置き換えると
- 「徹底した火の元の確認をしています」
- 「火事になる前の、火の用心が大切です」
- 「”消火活動” から ”火の用心” へ」
ということになります。これらも正しい情報発信です。
しかし、我々が消防隊に求めることは「火の用心」だけではありません。
どんなに火の元を確認していても、火事がゼロになることはありません。
いざ、火事が起こってしまった場合「火の用心!!」「火の用心!!!」なんて言われても困りますよね?
そう、消防隊には「消火活動」もできることが求められるのです。
話を歯科に戻すと、確かに虫歯や歯周病に対しての予防管理は大変重要です。
しかし、その大前提として「今の口腔内にある問題を全て把握できている」つまり「火種、火の元を確認できている」、更には「いざ虫歯、歯周病になった場合、適切な処置が施せる」つまり「消火活動もできる」ということも求められるのです。
しかし、現状としては当院に来院される初診の方で「ここ数年間、前の歯科医院で定期クリーニングに通っていました」とおっしゃる方の多くは、口腔内に「明らかな虫歯」や「進行した歯周病」という問題を抱えていらっしゃいます。
しかも、その事実を「知らされていない」というのです。
火種は確実にある、もしくは小火事程度はすでに起きているのに知らされることもない・・・。
これで「予防歯科」や「メインテナンス重視」などと謳うのはいかがなものでしょうか?
当院では今ある口腔内の問題をきちんと把握し、それを解決したうえで予防管理を徹底していきます。
真の予防歯科の実践を通し、皆様の豊かな生活をお守りしたいと思います。