群馬県前橋市の歯科医院 万代歯科診療所

インプラント、歯周病治療、根管治療、虫歯治療、かみ合わせなど、詳細なカウンセリングと治療計画を基に診療します。

医療法人優貴会 万代歯科診療所

万代歯科診療所は、健康保険診療を取り扱わない自由診療の歯科医院です。
また、当院は完全予約制です。ご来院の際には、事前にお電話にてご連絡下さい。

371-0804 群馬県前橋市六供町1-23-2 027-243-0648

  • 診療時間|9:00~13:00、14:00~18:00(受付…~ 17:00)
  • 休診日|木曜日・日曜日・祝日
  • 診療科目|一般歯科・インプラント治療・歯周病治療(再生療法)・根管治療

当院の歯科診療

問題が解決しない理由 ⑤

一昔前までは“口腔内の重症患者”は、ほぼ全員“予防を実践していない方”でした。ところが最近では、重症の口腔内であるにもかかわらず『私は最近まで何年も欠かさず定期検診に通っていた』という方が増えています。定期検診に通っているのに一向に問題が解決しないのはなぜでしょうか。専門的で難しい話もありますが、予防歯科について掘り下げてみましょう。

⑤ これらのことがもたらす問題点

  • ① 予防管理(※)と歯科治療が両立していない(歯科治療も “ 予防歯科 ” です)
  • ② セルフケア(患者側自身による自己管理)が軽視されている(プロクリーニング偏重の予防管理)
  • ③ 萎縮診療の問題( 丁寧な治療をしたくてもできない現状 )
  • ④ 決定的な検査資料不足と、治療計画のない場当たり的な歯科臨床(無計画な歯科医療)

今まで数多くの治療介入による苦痛を受けてきた“あなた”いままでに、数々の歯科医院で何度も治療を受けた経験があり、なおかつ、歯科医院の指示にもとづいて定期検診やプロクリーニング(P.M.T.C.)を受けているのに『一向に改善に向かわない』のは、歯を削ったから(治療介入を行ったから)ダメになったという、単純なものではありません。

“歯を削ると(治療介入を行うと)歯がダメになる”というのは、治療介入による利益(メリット)よりも、治療介入によるリスク(デメリット)のほうが大きい場合に限っての話です。

本当の問題は、歯科治療を受けるにしても

  • ①:予防管理と歯科治療が両立していなかった(継続的な予防管理を抜きにした、歯科治療“だけ”を受けた)
  • ③:受けた歯科治療が、品質の低い“委縮診療” になっていた。⇒ダメになっていくのは当たり前です。
  • ④:口腔内規格写真などの基礎資料も治療計画書もない、場当たり的な無計画治療であった。

この3つが主たる問題です(② は後述)。その解決法は、上記① ③ ④ の逆を実行することしかありません。

つまり

  • ①の逆:歯科治療を受ける際には、治療前・中・後にわたる継続的な予防管理のもとで行う。
  • ③の逆:歯科医師が誰からも規制・制限されることなくそれまで得た知識・技術・経験・良心に基づいた方法で、かつ必要十分な時間をかけられる環境下で施術された、質の高い歯科治療を受ける。
  • ④の逆:口腔内規格写真や口腔内規格X線写真などの必要十分な基礎資料をもとにした綿密な治療計画書を作成し、治療計画書に沿った計画的な治療を行う。

ということです。

しかし、上記3つの“逆”を実行するということは、家におきかえると『全面リフォーム』に相当する、治療期間が年単位に及ぶ大改修が必要になることがあります。これは、医療側からさらなる苦痛を受けることになるので『またか…』と、なかなかやり直しの決断ができないでいるうちに、さらに問題が深刻化してしまった方や、中途半端な心構えで取り組んだために途中で脱落(中断)してしまい、より状況を悪くしてしまう方もいるのも事実です。

ところが、本当の問題解決法は上記① ③ ④ の“逆”の実行であることに気付くことなく、予防定期管理型を謳う歯科医院の一部から、十分な解説を加えずに発信される

  • 『歯を削るほどダメになる!』
  • 『あなたの歯をもう削りたくありません!』
  • 『治療中心の歯科医療から予防中心の歯科医療へ!』
  • 『これからの歯科医療は、Cure(治療介入)から Care (予防管理)の時代です!』
  • 『プロクリーニングは、痛くない! 気持ちいい!』

ということを中途半端・断片的に理解してしまうと、過去における数々の治療介入による苦痛を受けてきた“あなた”にとっては『そうか!もう削らなくて済むのか!!』 と、苦痛から解放されたような気分になれますから、藁をもつかむ思いで飛びつきたくなるでしょう。

人は心理学上、長期的・総合的利益よりも 目先の利益を優先してしまう性質があります。(例:人はガマンして3年後に受け取れる100万円より、いますぐラクに受け取れる10万円を優先してしまう)

十分な解説を加えずに上記のような宣伝をする歯科医院の一部には、患者数(固定客)確保のために、この性質を利用したマーケティング手法を活用していることがある、という事に一刻も早く気付かなければなりません。(このことは、歯科医療界では『患者を“呼ぼう!”歯科』と揶揄されています。)

もちろん『削って削ってけずりまくれ!!』などどいうつもりは毛頭ありません。治療介入による利益(メリット)よりも、治療介入によるリスク(デメリット)のほうが大きいのであれば、歯を削らないほうがいいと思っていますし、削りたくもありません。将来的には、すべての来院患者が予防管理・定期検診だけで事足りるような歯科医院でありたいと思っています。ですが万代歯科診療所は、上記のことを謳うわけにはいきません。

なぜならば『できれば回避したいけれど、口腔内の状況によっては、しかるべき処置介入は必要である』からです。

計画的な質の高い治療を終了させた後であれば、上記の情報発信をそのまま解釈して構わないのですが、重症の口腔内を有する方の中には上記の情報発信を誤解してしまい、予防管理で全てが解決できるかのような解釈をしている方がいること、そして、患者側が誤解しかねないことを承知のうえで、十分な解説を加えることなく前述の情報発信を続けている歯科医院が少なからず存在しているからです。

この『予防管理ですべてが解決できるのでは?』という誤解は、明らかに治療介入が必要なのに『歯を削るほどダメになる!』というような情報を中途半端・断片的に聞きつけたがために、治療介入を否定して“予防管理”だけで解決しようとしているという事であり、消防でいえば明らかに水をかける消火活動が必要なのに『家に水をかけるほどダメになる!』というような情報を中途半端・断片的に聞きつけたがために、消火活動を否定して“火の用心”だけで解決しようとしているというような本末転倒の考えであり、これでは問題が解決に向かうはずがありません。

さらにその“火の用心”に相当する定期検診も(後述②)自身による日々の歯磨きや糖分摂取の制限、フッ素の使用などを行うセルフケアを軽視したコミュニケーション目的の世間話&プロクリーニングだけの定期検診であれば結果は『目も当てられない』ものになってしまうのは当然のことです。

かくして「一向に改善に向かわない」患者さんは精密検査も受けられず、治療計画も提示さていれない『行きあたりばったり』の環境下で質においても機会においても、然るべき処置介入を受けられずセルフケア軽視・プロクリーニング中心の“定期検診もどき”を受けているので、その当然の結果として本当は救えたはずの歯がまた今日も、どこかで1本また1本と“抜歯⇒インプラント治療”の宣告を受けているのです。そして最終的には『インプラントだらけ』になってしまうのです。

かつては、『予防管理を抜きにした歯科治療しか行われていなかった』 という時代背景があるので、予防管理の重要性を伝えるために過剰を承知でアピールすることは仕方がない部分もありますが、そろそろ本来のところに戻していく必要があると思います。

最後にお伝えします…『早く気づいた人から救われる』


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