万代歯科診療所には、他院において抜歯の診断を受けた後
セカンドオピニオン目的で治療相談を希望される方が、多数来院されています。
すべての方ではありませんが
そのうちの多くの方が通常の治療を行うだけで抜歯を回避できています。
抜歯の診断を受けた方のうち多くの場合は
デンタルエックス線写真(後述)を、その診断材料にしていることが多かったのですが
ここ最近は問題のある歯に対して歯科用CT写真(後述)を利用して診断した結果
抜歯してインプラント治療が必要であるとの宣告を受けた方の相談が、特に多くなっています。
症例提示:
この患者さんは左上の前から4番目(第一小臼歯、以下 左上4 と表記)に、数年前から違和感を覚えていました。
この患者さんは万代歯科診療所で総合歯科診療を前提に受診しています。
他の部位に歯牙欠損かあったので、インプラント治療目的で歯科用CT写真を撮りました。
左写真が一般的なデンタルエックス線写真の画像で、右写真が歯科用CT写真の画像です。
左上4の歯根の先端部(以下、根尖部)には、3や5には無い特有の黒い影(矢印)が写しだされています。
この黒い影は、歯根の内部が細菌感染を起こしたことによる生体の炎症反応です。
デンタルエックス線写真だけだと不鮮明な影にしか見えませんが
歯科用CT写真ではそれがはっきりと写っています。
デンタルエックス線写真は1方向の画像でしか確認ができませんが
歯科用CT写真は、他方向の画像やスライス画像も確認できます。
上図のようにスライス線を設定して、1枚1枚の断面画像を確認してみましょう。
歯科用CT写真におけるスライス画像でも、根尖部の影がはっきりと写し出されています。
この患者さんは、初めから万代歯科診療所で受診されたので
万代歯科診療所の根管治療を行う事で、何ら問題なく抜かずに過ごせています(後述)。
ただ残念な事に
当院にセカンドオピニオン希望で来院された他の患者さんにおいては
この程度の影でも 『CTだとこんなに大きい』 とか 『CTだとこんなに黒い』との理由で
『抜歯してインプラント治療にしましょう!』と説得されているケースが多いのです。
あきらめるのはまだ早い。
万代歯科診療所なら、その歯は抜かずに済むかもしれません!
歯科用CT写真は、デンタルエックス線写真よりも白黒のメリハリがはっきりしている画像が出てきます。
したがってデンタルエックス線写真ではハッキリしていなかった炎症の状態(黒変化)が
患者さんの目でも十分判読できるようになります。
しかしながら、特に根管治療に関係する問題の場合
この黒い影の濃さや大きさは、その重症度に関係していないことが往々にしてあります。
つまり
『影が大きいから、真っ黒だから抜歯しなければならない』とは限らないのです。
現在の歯科分野における歯科用CTの活用は、より詳細な画像を映し出す事によって
インプラント治療・歯周病治療・根管治療などの治療成績を向上させることが目的です。
しかし
歯科用CTが治療成績を向上させるためのものではなく
『抜歯⇒インプラント治療』へのシナリオを、より信憑性の高いものへと導くために
“抜歯説得ツール”として歯科用CTを利用している歯科医院の存在があるようです。
この患者さんの、治療後の歯科用CT写真です。
あなたは、さっさと抜歯してインプラント治療にする歯科医院と
極力歯を残してインプラント治療にならないようにする技術を持つ歯科医院の
どちらを選びますか?
あなたには、その選択の 『自由と責任』 があります。
極力歯を残したい方、御安心下さい。
万代歯科診療所がお手伝い致します。
御相談下さい。
※注意事項※
@根尖部を取り巻く影のすべてが
歯根の内部が細菌感染を起こしたことによる生体の炎症反応とは限りません。
他の原因でもこのような影を呈する事もあり、抜歯の診断を行わざるをえない事も当然ありえます。
したがってこのような画像を有するすべての疾患を
当院であれば抜かずに済むという事ではありません。(ダメなものはダメです)
A当該の歯が、1本単位では抜歯しなくて済む場合であっても
口腔内全体の状況を総合的に判断した結果、抜歯の診断を提示する事もあります。
